GDIグループダイナミックス研究所自分の中にもう一人の力持ちがいる

女性管理職のエンゲージメント向上と内発的動機づけ

 

女性活躍を推進する企業において、女性リーダーや女性管理職のエンゲージメントを向上させるためには、内発的動機づけを促す研修やセミナーが必要不可欠だといわれます。エンゲージメントとは、仕事や組織に対する情熱や献身、そして主体的な貢献意識を指しますが、それを高めるためには、単なる外発的な報酬や評価だけでは不十分で、社員一人ひとりが自らの内面から仕事に対するやりがいや意味、目的を見い出せる仕組みが求められるからです。

女性リーダーや管理職は、業務遂行能力だけでなく、組織の変革を牽引する役割を期待されることが多い一方で、性別役割や家庭との両立など、特有の課題に直面する場面がしばしばあります。このような状況で、内発的動機づけに基づく働き方を確立できなければ、過度なストレスや燃え尽き症候群に陥るリスクが高まります。逆に、自分の仕事や役割に意味や目的を感じることで、逆境にも前向きに取り組む姿勢が育まれ、エンゲージメントの向上につながります。

 

 

内発的動機づけを促す研修は、参加者自身が「なぜこの仕事をするのか」「自分の役割が組織や社会にどのように貢献しているのか」といった問いに向き合い、自らの価値観や使命感、哲学や信念、志を再確認する場を提供します。特に女性リーダーが、自分の仕事が単なる業務遂行を超えた意義を持つことの実感で、組織との結びつきが深まり、主体的に行動する意欲が高まるわけです。また、内発的動機づけを重視する研修やセミナーは、自己理解や自己効力感を高めることにも寄与します。自分の長所、強みや可能性を認識することで、女性リーダーは困難に対してもポジティブに立ち向かい、周囲に対して良い影響を与える存在になれます。

 

このようなリーダーの姿勢は、部下や同僚にも好循環をもたらし、女性リーダーや女性管理職のモチベーションを高めるだけでなく、職場全体のエンゲージメント向上にも貢献します。

さらに、内発的動機づけは、個人の創造性や自律性を引き出し、従来の枠にとらわれないリーダーシップを発揮するベースとなります。女性管理職が自ら主体的にキャリアを切り拓き、組織に対して積極的に貢献できる状態は、企業が目指す「女性活躍推進」の理念とも一致します。

最後に、女性リーダーや管理職のエンゲージメントを向上させるには、内発的動機づけを促す研修やセミナーを通じて、仕事の意義を再認識し、自己成長と組織貢献を両立させる支援が必要です。内発的なやる気が高まることで、彼女たちは企業の変革を牽引する力となり、組織全体のパフォーマンス向上にも寄与することでしょう。

「AIA・心の冒険」研修プログラムでは、内発的動機づけを促すことからのアプローチにより、女性リーダーや女性管理職のエンゲージメント向上を図り、企業・組織のイノベーション創出を目的としています。