GDIグループダイナミックス研究所自分の中にもう一人の力持ちがいる

女性リーダーのための人材育成研修参加者の体験談

女性活躍を推進する企業様で実施した、女性リーダーや女性管理職のための人材育成研修である「AIA・心の冒険」にご参加された皆様の体験談をご紹介いたします。

社内の小さなきっかけから

大きな波紋を呼び起こすのを目の当たりにした出来事でした。

 

女性(30代)

外食チェーン運営企業・管理部門

勤続年数:11年目・マネージャー

 

 

外食チェーン店運営企業の管理部門で勤続11年、30代の私は、初めての管理職研修として「AIA(Adventures in Attitudes)」に参加しました。最初は正直、半信半疑でした。23時間にも及ぶ長丁場の研修に、「眠くならなければいいな」と少し不安を感じていたのです。しかし、参加してみると驚きの連続でした。講師が一方的に話すのではなく、コーディネーターの進行で、私たち自身が話し合い、気づき、行動を考えるという体験型の研修だったのです。

 

 

AIAでは、「部下育成はこうあるべき」などは一切無く、自分自身を見つめ直し、新しい発見を繰り返し、自分自身が変わってゆくことが大切だと気づかされました。また、今まで私が、部下と向き合う際にどれだけ消極的な心構えをしていたかを痛感しました。特に、研修の中のあるプロジェクトでは、内発的動機づけの重要性を学びました。「自分の中に湧き上がる熱意やる気を育てることが、自分だけでなく部下にも大きく影響を与える」ということを実感したのです。研修後、私は「まずは自分から変わろう」と決意しました。そこで試みたのが、部下のアイデアを積極的に引き出す方法です。

 

 

 

週1回のミーティングで、全員が1つ提案を持ち寄るというルールを始めました。最初は全員が消極的でしたが、私自身が笑顔で「どんなことでもいいから話してみて」と忍耐力を心がけ、継続的に促しました。すると少しずつ意見が出るようになりました。

ある日、若手の部下が作業効率を上げるための改善策を提案しました。その提案を一つの店舗で実験的に実行した結果、なんと大幅に改善されたと報告があり、この案を全店舗に共有しました。しかし、これだけではなかったのです。さらに驚いたことは、今度は店舗側からも改善提案が次々と提出されるようになったのです。社内の小さなきっかけが大きな波紋を呼び起こすのを目の当たりにした出来事でした。

AIA研修で学んだ中で、最も有意義だったのは、自分が部下の可能性を見逃していたことに気づけた点です。一人ひとりの潜在的な能力や可能性を大切にする視点を持ったことで、部下育成が「指示」から「共創」へと変わり、結果として職場全体の生産性が飛躍的に向上しました。この「心の冒険」を体験したことで、今では毎日が新しい発見の連続となっています。

 

「前より話しやすくなりました」と部下から言われるようになりました。

今後は、新たなイノベーションを創出できる職場づくりに貢献していきたい

 

女性(40代)

電子機器メーカー・管理部門

勤続年数:9年目・課長

家族構成:夫、長男(中学3年生)、本人

 

 

AIAという人材育成研修に参加するようにと会社から指示があった時、正直「この忙しい時期になんで?」と思いましたが、実際に参加してみると、これまでの自分自身を見直し、これからの人生において非常に有意義で、また、この時期だからこそ自分自身にとって、価値の大きな経験だったと気づかされました。AIAは「心の冒険」というタイトルの通り、まさに自分の心と向き合う刺激的な旅のような体験でした。特に「自己理解」や「自己発見」のユニットでは、普段仕事に追われている自分が忘れていた「本当に大切にしているもの」が何かを改めて見つめ直すきっかけになりました。

 

 

職場でも、私生活でも私自身の変化がカタチになり、現れています。例えば会議で部下が発言をためらっている場面がありました。私自身が、もっと良く聴こうと心構えや態度を改めることで、コミュニケーションがアサーティブな有意義なものへと変化しました。会議は驚くほど意見が活発になり、新しいアイデアが次々と出てきました。以前の私は、「とにかく会議をスムーズに!」と効率優先だったのですが、研修で学んだ「創造思考」や「コミュニケーション」の大切さから、部下からもじっくり話を聞く姿勢を心がけるようになったのです。今では、「前より話しやすくなりました」と部下から言われるようになり、内心、少し嬉しいです。

 

 

 

実は、家庭でも研修の効果を指摘される場面がありました。その日、息子がテストの点数が低かったと、珍しく成績の事で会話になりました。息子の話を研修の内容を思い浮かべながらとにかく聴きました。最後には「大事なのは結果じゃなくて、そこから何を学ぶかだね」と、研修での学びを生かして勇気づけてみました。息子も少しは元気を取り戻したようで、家の雰囲気も明るくなりました。

AIA研修を通じて、私の考え方のクセが少しずつ変わりつつあるのを感じます。これまでは、上辺だけの業績を上げることだけにこだわっていたと気づかされました。今では「人と共に成長し、新しい価値を生み出すこと」の大切さを強く意識しています。研修での経験を職場や家庭で活かしていくうちに、私自身が理想とするリーダー像に近づきたいと思います。これからも、少しずつですが、新たなイノベーションを創出できる環境づくりに貢献していきたいと思います。

 
 

自分がどういう人間になりたいのか、

組織や社会にどう貢献していきたいのかという深く、本質的な問いを持てた

 

女性(40代)

機械メーカー・開発部門

勤続年数:12年目・プロジェクトリーダー

家族構成:夫、長女(高2)、自分

 

 

AIA研修に参加し、「心の冒険」という時間を体験しました。大手機械メーカーの開発部門でプロジェクトリーダーを務めてきた私にとって、今までに体験した事のないこの研修は新鮮であり、また自分自身を見つめ直す大きな機会となりました。AIAはただの技術的なスキルを学ぶ場ではなく、内側からの変革を促す研修でした。全26のユニットにわたり、コミュニケーションの改善から自己理解、未来設計まで、これまでの自分の考え方や姿勢を一つひとつ掘り起こし、見直す時間を持ちました。

 

 

印象的だったのは、「自分自身の心のクセ」に気づき、それを積極的なものに変えていくプロセスを重視していたことです。長く同じ組織にいて、日々同じような業務に追われていると、つい「これはこうあるべきだ」「自分には限界がある」と決めつけがちになってしまいます。特に、私も40代に入り、若い頃に感じていたような純粋な情熱や意欲が少しずつ薄れていることを実感していました。しかし、この研修を通じて、自分が持つ消極的な心のクセに気づき、それを積極的に転換していくことがいかに大切かを学びました。

 

「未来設計」についてのプロジェクトがありました。未来にどんな目標を持ちたいかについて他の参加者と話し合う中で、単なるキャリアの延長線上で考えるのではなく、自分がどういう人間になりたいのか、家族や社会にどう貢献していきたいのかという本質的な問いを深く考える機会を持てました。ふと、「この先、娘が成人し、家を離れる頃に自分はどんな人でありたいか?」と自問し、今まで考えていなかった新しい思考が開けたのです。これは、日常の業務ではなかなか考えられない視点であり、この気づきは私にとって非常に価値あるものでした。

 

また、AIAでは「リーダーシップ」や「説得力」のユニットを通じて、これまでの自分のリーダーシップスタイルを振り返り、改善するきっかけも得ました。プロジェクトリーダーとして、チームの士気をどう高めるか、どんな言葉がけをすれば皆が前向きに取り組んでくれるのか、今まで通りの方法に疑問を持つことなくやり過ごしてきた面がありました。しかし、AIAで発見し、学んだ、より深いレベルでチームメンバーと信頼関係を築くことの大切さを実感しました。チーム内での対話や共有が生み出す力は、イノベーションの起点となり得るのだと改めて気づきました。

 

 
 

特に印象に残っているのが、AIA研修では「教える」スタイルではなく、コーディネーターの進行のもと、他の参加者と自分の気づきを語り合う「体験を通じた学び」の場であったことです。一方的に指導を受けるのではなく、相互に気づきを引き出し合うことで、自分の中の答えを探し出すというプロセスが、新しい発見を生む鍵となっていました。この研修を通じ、日頃から自分の心構えを見直し、消極的な感情に流されない姿勢を意識することが、内発的動機づけの重要な一歩であると学びました。研修が終わる頃には、AIAが「心の冒険」という名にふさわしいプログラムだと実感しました。

 

自分の心の内側に深く潜り込み、見えなかった部分に光を当てていく作業は、決して簡単なものではありませんでした。しかし、そこには新しい自分に出会う喜びや、今後の自分が組織や家族にどう貢献できるかを考える楽しみがありました。この研修の経験を持ち帰り、日常の業務やプロジェクトに活かすことで、周りのチームメンバーとも共有し、私たちのチームにも変化の波を起こしたいと思っています。そして、娘がこれから社会に出るとき、彼女が働く世界ももっと多様で、内発的動機を持ちやすい場所であるように、私自身がその一歩を踏み出したいと強く思います。AIAの研修は、私にとって単なるスキル向上の機会ではなく、内面の成長と新しい挑戦への意欲を呼び起こす、大切な一歩となりました。

 

考え方のクセを見直すことで、

日々の小さな不安や不満が積極的な感情に変わることを体感した

 

女性(40代)

大手メーカー・管理部門

勤続年数:6年目・係長

家族構成:独身

 

 

この度、私は「AIA(Adventures in Attitudes)」という研修プログラムに参加しました。入社以来、20年もの間、与えられた役割を全うし、会社やチームに貢献することを何よりも優先してきました。しかし、今回の研修を通して、これまでの自分の考え方や仕事に対する姿勢に改めて向き合う機会を得ました。

 

 

AIAの研修は、講師のような誰かから教えを受けるのではなく、参加者同士のグループディスカッションから互いに考え、意見を交換し合います。その中で印象的だったのは「自己理解」や「自己イメージ」に関するユニットです。年齢を重ね、仕事でも多くを経験し、自分のことはある程度わかっていると思っていました。しかし、それは過去の経験や評価に縛られ、新しい視点を見失っていたことに気づかされました。特に「心構えの再点検」というテーマでは、自分の考え方のクセを見直すことで、日々の小さな不安や不満が積極的な感情に変わることを体感しました。

 

また、「リーダーシップ」や「人間関係の改善法」に触れる中で、自分が今後どのようなリーダーになりたいか、またチームメンバーとどのように関わっていくべきかについても深く考えさせられました。AIAでは単に「こうすべき」という教えがあるわけではなく、自分自身の答えを導き出すプロセスを重視しています。特に、私が抱えていた「どうすれば、長年積み上げてきた自分の経験を、組織全体の成長に役立てられるか」という悩みに対するヒントを得られたように感じています。この研修を通じて、これからのキャリアをどうデザインするかという課題が、以前よりも前向きに捉えられるようになりました。組織の一員として、またリーダーとして、積極的な姿勢を持って、日々イノベーションを起こしていきたいと思っています。

私にとって大きな転機になりました。

未来の自分が叶えたい目標や志について、迷わず挑戦し続けていくつもりです。

 

女性(20代)

大手食品メーカー・管理部門勤務 

勤続年数:6年目 

家族構成:独身

 

 

この研修「AIA・心の冒険」に参加して、これまで見えていなかった自分自身の姿に気づかされたような感覚です。私は勤続6年目の管理部門に所属しています。会社ではある程度のポジションや役割を任されるようになってきましたが、正直なところ「このままでいいのかな?」とキャリアに対する漠然とした不安を感じていました。今回のAIA研修は、そんな私にとって「心の冒険」という言葉がぴったりの、まさに自分を深く探求する体験となりました。

 

 

AIAの研修では、同じ立場で悩みや目標を持つ参加者と意見交換する機会が多く、その中で「自己理解」や「自己発見」をテーマにしたユニットが特に印象的でした。普段の業務では自己自身を見つめる余裕もなく、むしろ他者の期待に応えようと頑張りすぎてしまうことが多い私ですが、ここでは他人と比べるのではなく、あくまで自分自身を見つめ直す機会が設けられていました。自分の価値観や思考のクセに気づくことで、自分が何を大切にしているのかが少しずつ明確になったように感じます。

 

 

 

また、「心の障害物」や「やる気の秘密」といったテーマのユニットでは、どのようなキャリアを築きたいのかを改めて考えさせられました。参加者同士で将来の展望や自分の使命感について語り合う中で、これからのキャリアはただ受け身で進むのではなく、もっと自分の意志で積極的に築いていくべきだと強く感じました。これまで「まだ若いから」とか「今の仕事が大変だから」と自分の未来を考えることを後回しにしていましたが、今後はもっと意識的に未来の自分をデザインしていこうと思います

 

「リーダーシップ」や「説得力」についての学びも得られました。自分が管理職になれるかどうかは、以前の私なら考えすらしなかったテーマです。けれども、研修を通じて、自分にとってのリーダーシップとは何か、どんなふうに人をサポートし、影響を与える存在になりたいのかについても深く考えるきっかけをもらいました。今後、自分がリーダー的な立場を目指すことが組織にどう貢献できるかも意識しながら、新しい心構えや具体的なスキルを身につけていきたいと思います。

 

研修後は、以前とは違う積極的な心構えで日々の仕事に向き合えるようになり、内発的なやる気が自然と湧いてくるのを感じます。AIA研修での経験は、私にとって大きな転機になりました。今の自分にできること、そして未来の自分が叶えたい目標や志について、迷わず挑戦し続けていくつもりです。

 

心構えが日々の小さな決断やひとつひとつの行動に影響を与え、

わたしの人生をつくっていると自覚しました。

 

女性(30代)

保険会社勤務 

勤続年数:6年目 

家族構成:夫、長男(小学6年生)、自分

 

AIA研修「心の冒険」に参加したことで、自分自身と改めて向き合う貴重な機会を得ました。年齢は30代半ばを迎え、家庭では小学生の息子を持ち、仕事と子育ての両立に日々奮闘する中、キャリアアップにも挑戦したいという気持ちはあっても、自信や時間の壁に阻まれているのが正直なところでした。今回の研修は、自分の可能性を再認識し、キャリアデザインや自分の生き方について深く考えさせられる内容でした。研修の初めは少し戸惑いもありましたが、同じように悩みや葛藤を抱えた参加者と共にディスカッションを重ねていくうちに、気持ちがどんどん開けていくのを感じました。

 

AIAのユニットの中でも、特に「自己理解」「自己評価」「未来設計」といったテーマが印象に残っています。私たちが日々抱える不安や思い込みを一つずつ掘り下げていくことで、自分が本当に求めているものが何なのかが少しずつ見えてきたように感じました。「心の障害物」や「自己責任」といったユニットを通して、今まで自分がキャリアを諦めがちだった理由についても考えさせられました。子どもの世話や家事を優先することが多く、その中でいつしか「今のままでいいんじゃない」「もう十分だよ」と自分に言い聞かせる癖がついていたのかもしれません。しかし、この研修を通じて、自分のキャリアも、家族のためだけでなく自分自身のために追求していいのだという前向きな気持ちが湧いてきました。

 

「未来設計」や「人生目標」のユニットでは、自分が5年後、10年後にどのような自分でありたいのかを深く考える時間があり、日々の忙しさに流されがちな私にとって、とても大きな気づきの瞬間でした。管理職を目指すことが、組織においてどれだけ意義のあることかも再確認でき、周囲にどう貢献できるかという視点を持つことで、自分の存在価値を前向きに捉えられるようになりました。

 

研修を終えて、自分の心の中にあった「消極的な心構え」がどれほど行動や決断に影響を与えていたかを振り返り、少しずつでも「積極的な心構え」を持ち続けていきたいと強く感じています。そして、内発的なやる気が引き出されたことで、自分の人生もより豊かで創造的なものにしたいと思えるようになりました。この先は仕事と家庭を両立させながら、リーダーシップを発揮できる女性リーダーを目指して、積極的に行動していこうと思います。