GDIグループダイナミックス研究所自分の中にもう一人の力持ちがいる

参加者の声S様

企業での経験を生かし地域活性化に貢献

-地域にAIASTEPを普及する拠点事務所を開設-

 

企業人のモチベーション向上や子育て支援を「第2の人生」の柱に

35年以上勤務した会社を退職しました。最後に配属されたのは人財育成部門で、10年近くAIAをはじめとする様々な研修を担当しました。また、会社の所属団体にも協力を呼びかけ、他社からの参加者を含めてAIAを実施することもできました。参加者からは、「自分の人生や他人に対しての価値観が変わりました。AIAには人が生きていくうえで必要不可欠なことが網羅されていると思います。有意義な時間でした」といった感想をいただきます。これは心の奥にまでメッセージが届くAIAならではのことです。

こうしたAIAとの関わりが、退職後の生き方を決めるのに大きく影響しました。これからの時代、人々が「生きる力」を身につけるのに心構えの改革が必要不可欠である、という信念から、AIA等の普及をとおして、企業・団体や、地域の将来を担う人々の能力開発や地域の活性化に貢献していきたいと決意し、拠点となる事務所を開設しました。

また、企業・団体だけでなく、地域社会を活動領域に加えましたので、子育てに悩む親御さんに何らかの手助けができないかと、グループダイナミックス研究所のSTEP(伸びる子どもに育てる親の勇気づけセミナー)も普及したいと考えて、STEPの公開コースに参加させていただきました。

 

AIA、STEP、TOSを多くの方々に届けて、地域の活性化に貢献したい

一方、組織の中で研修を企画・実施することと、個人で事務所を構えて営業することの隔たりの大きさに思いをいたすことも多くありました。様々な団体や企業に研修の内容やメリットを話しても、どうも相手に伝わっていないと感じることがしばしばありました。そうした折に、同研究所主催のTOS・セールスマンシップ開発コースに参加し、相手の状況を把握できないまま営業していたことに気づかされ、以降、セールス活動のやり方を改めるきっかけになりました。

いくら相手のためと思っても、筋が通った内容であっても、相手が受け入れる姿勢になっていない限り話を聴いてもらえないし、納得もしてもらえません。そこで、重点を、話すことから聴くことに切り替えてみました。相手の立場と視点から理解することを真剣に実践してみたところ、商談中に話す内容が従来とはずいぶん変わってきました。

こうした自身の体験を積み重ねる中で、AIAやSTEP、そしてTOSをより多くの方々に知っていただき、家族、友人、職場の仲間との人間関係に生かしていただきたい、そんな思いを一層強くしています。

これからは、一人ひとりが自分の持てる力を発揮して、周囲の人々、地域や社会に役立てる時代であってほしい。私はそのための「橋渡し役」を務めながら、今後さらに人脈を広げ、明るく・楽しく・元気よく、地域活性化に貢献していきたいと考えております。

※The Coordinator 第252号(グループダイナミックス研究所発行)の記事に一部編集を加え、個人を特定できる情報を除いた上で掲載しています。