「研修参加者の声」更新いたしました。
「研修参加者の声」を更新いたしました。
AIA研修にご参加いただきました、皆様の感想などご紹介しています。
研修にご参加されてその後の人生が変化したこと、仕事に対する心構えについて、自分自身への新しい発見について、様々な率直なご意見を頂戴しております。是非ご覧ください。
志学のすすめ 志とは何か ➀ ② ③ 3部作

柳平 彬(編)
発心社
販売価格(税込): 5,500 円 (3冊セット価格)
ドイツの社会学者、テンニエス(1855~1936)は、地縁・血縁に基づく精神的な絆による中世の“本質意志”の伝統的共同体である“ゲマインシャフト”(共同社会)の結合体制が解体されていく中で、それに代って、“選択意志”による“交換”に基づく近代の“ゲゼルシャフト”(利益体制)の結合体制が登場してくる西欧の歴史の歩みを明らかにして、両体制を統合して、全体性を回復する新しい体制が、人類社会の将来の課題となるだろうとした。
しかし、その解答は、明らかにならないまま、第二次大戦をへて、世界は米ソ二超大国の対決へと突入し、この問題は、依然人類の宿題として残されてしまったのである。
それまで、西洋の歴史の視点からのみ考えられてきた問題を、冷戦構造の崩壊した今こそ、東洋思想の立場から再考してみるべき時がやってきたのではないだろうか。
そこに、“志学”構築の道があると考える。ここで言う志学とは21世紀の新しい人類社会の地平を拓く“志”とは何かをさぐる学問のことである。この三部作は、そのためのガイド・ラインを試みたものである。
AIA・心のアドベンチャー【コーディネーター候補養成】(2025年2月6日〜7日)
AIAコーディネーターとは、コースを円滑に進めるための調整・進行役のことです。自分の意見を述べたり、参加者を教え導くことはせず、一般にいう講師やトレーナー等の役割とは異なります。AIAの学びを深めたい方、AIAを組織や地域社会に広めたいと思われる方は、ぜひどうぞ!
日 程:2月6日(木)~7日(金)1泊2日
※1日目9:00~22:00 2日目8:00~17:00
対 象 : AIA修了者
参加費:100,100円(税込)
※コーディネーター用資料集 / 実践簡易マニュアル / 1日目昼から2日目の食事と宿泊費を含む
定 員:8名
会 場:川崎生涯研修センター
AIA・心のアドベンチャー 【オンライン説明会】(2025年2月4日)
人財育成担当者向けAIAプログラムのオンライン説明会を実施します。
持続的に企業価値を創造するための人的資本投資は、社員の意識改革から取り組む必要があります。内的意欲を喚起することで、社員一人ひとりが持つ潜在力を引き出すことができるのです。ビジネス環境の著しい変化に対応し組織に革新を起こす原動力は、組織全体の熱意にかかっています。AIA(Adventures In Attitudes)は、社員の創造思考による内発的なやる気を喚起します。目的や目標・志を明確にすることから、新しい目標に挑戦するための積極的な心構えを身につけるこのプログラムは、企業が抱える多くの課題の解決に貢献します。
日 程:2月4日(火)14:00~15:00
対 象: AIA・心のアドベンチャーにご関心のある方ならどなたでも
参加費:無料
定 員:10名
会 場:川崎生涯研修センター
参加者の声S様
自己の信念、志を固め、作り上げていく。
-グループでの相互啓発で自信が湧き、心が鍛えられる-
人生の岐路で一時喪失した自信とやる氣を取り戻そうと、参加を決意
ある劇団でミュージカルの仕事を10 年近くしていました。いろいろな人たちから、すごいねと言われるのですが、本当は劇団がすごいのであって、自分自身がすごいわけではないんじゃないか、大きな看板に乗っかって活動しているだけではないのか、という思いが3 年位前から強くなってきました。自分の中で、自分なりのキャリアを積んで満足感も得てきたので、そろそろ自分ひとりの力でやってみようと思い始めたのです。
そこで、自分のプロフィールを持って他の事務所に売り込みに行ったのですが、ばっさり斬られてしまいました。ショックでしたね。自分が積み上げてきたものが崩壊して、心がちょっと折れてしまったのです。やる氣が起きなくなり、自信もどんどん下降して、精神的にも不安定になってしまいました。
以前から志楽の湯のファンで週3 回くらい通っていたのですが、もともと立ち直りが早い方なので、とりあえず温泉につかって癒されるうちに回復するだろうと思っていたのですが、今回だけは違いました。いろいろやらなければならない事があるにもかかわらず、いつまで経ってもやる氣が起きないのです。そんな時に、AIA のパンフレットを見て興味を持ったので、担当の方に少し概要を説明していただきました。
その後もどうしてもやる氣が回復しないので、意を決し、何かのきっかけになればいいかなという軽い気持ちで、AIA公開コース開催の1、2 日前に参加を申し込んだのです。
自ら回復する力、げん氣になる力を自分自身で作り上げていく
人には、誰にも“心”があります。その“心”の下に、ちょうどおへその下あたり、“気”が集まるところとされている丹田といわれるあたりに“心”とは別のもの、魂とか信念とか志といったようなものがあると思うのです。心はうつろいやすいところがありますが、魂、信念、志はもっと深く本質的なものなので、腹の底で据わって動じるところがありません。この魂、信念、志を自分自身の力で磨いて固めていくのがAIA のプログラムではないかと思ったのが、率直な感想です。
本を読んだり、映画を観たり、舞台を観て、感動したり、げん氣をもらったりすることももちろん大事だと思いますが、そういう外部からの刺激によるものには賞味期限があります。例えば、舞台を観に行ってげん氣になって、さあ明日から仕事を頑張ろうと思っても、2、3 日経つと元の日常に戻ってしまいます。やはり、自分自身で、自ら回復する力、げん氣になる力というのを作っていく、さらにたくましくしなやかな志のようなものを作り上げていくのが重要だと思います。
グループでの相互啓発により、潜在的なポテンシャルに気づき、自信が湧く
コースを体験して、自分も含めて参加した皆さんが目に見えて変わっていったのが心に残りました。最初、ドアを開けて会場に入ったときは、皆さん下を向いて背中が曲がっていて、げん氣がないように見受けられました。
私も最初は、グループ討議であまり発言しない方でした。しかし、自分でも気づかないうちにいつの間にか討議の輪の中に入っていました。皆の意見をまとめて発表する役回りが順番で回ってくるので、頭をフル回転させて参加しなければなりません。自然と集中力が高まってくるので、朝から晩まで続けても眠気なんか全然起きませんでした。それが不思議でしたが、そういう人は他にもいました。
皆でディスカッションして発表していくうちに、“聞く”能力がとても高い人の存在が明らかになってきたことがあります。最初、本人はそのことに気がついていないのですが、周りからそのことを指摘されると次第に自覚し、心が開いてきたようでした。背筋が伸び、目つきも違ってきて、本当に表情が変わってきたのです。
また、ディスカッションやグループ発表を通じて自分をどうやって相手に伝えるかを研究しながら何度も繰り返していくので、プレゼンも皆さんどんどん上手になります。プレゼンすることがすなわち自分で考えることなのだと思います。そして、信念や志の部分を皆で作っていく。いっしょに食事して、お風呂に入っていくうちに、仲間意識が芽生え、結束力が強まっていきます。
そうして、皆さん、2 泊3 日のうちに目を見張るほど変わっていったのです。グループでの相互啓発により、自分の中の潜在的なポテンシャルを発見して、それを自らの手で引き出していく。それに応じてハートもどんどんオープンになっていったのだと思います。最初はしょんぼりしていた人が、コース終了後は胸を張って帰って行かれたのが、とても印象的でした。
ただ、人間の本質というものはすぐに変えられるものではありません。AIA に参加したからといって、急に別人みたいに変わったというのはないと思います。でも、漢方薬みたいにだんだんと効いてくるのではないでしょうか。そしてその効き目が長続きするように思います。自分の中で信念を持って土台固めをしておけば、自分の中の軸がぶれそうになっても、ちゃんとまっすぐに戻せるのではないかと、今は思っています。
自分の場合は目下、ゼロからのスタートなので、正直AIA に参加した後でも、実際何度かは将来への不安から心が崩れそうになったこともありました。そんなときにはAIA で学んだことを思い出して、軸を戻すように務め、自分の心の奥にある部分を固めるような考え方で行動しています。おかげで、忍耐力がつき、日常生活でも落着いて心に安らぎやゆとりみたいなものを持てるようになりました。
夢や希望、志を持てる社会・啓育文化の創造に貢献していきたい
ミュージカルの劇団員というと、皆小さい頃からバレエとか声楽などを習っているイメージが強いと思いますが、私の場合は24歳になってからバレエや声楽、演技などを始めました。「これから劇団に入る」と自己宣言したところ、周りの人々から失笑を買い、誰も本気にしませんでした。“大人になってから始めても絶対無理”だと。
それでも諦めずに何とかこつこつと努力を続け、5 年かけて合格することができました。入団後もこつこつとやってきて10 年近く第一線に残ることができたので、こうした経験をこれから社会に出るダイヤモンドの原石と言うのにふさわしい若い人たちに伝えていきたいのです。夢を持つことの大切さ、年齢など一切関係ない、信念、志があれば何でもできるのだと。そのことを一人でも多く伝えるために、現在、私のこれまでの体験談を1 冊の本にまとめ、出版することを目指しています。
夢を仕事に!始めるのに遅いことなんて一つもないのです。それぞれの持てる能力を認めてあげて、彼らの信念や志のスイッチをオンにしてあげることで、それぞれの夢の実現に向けてはばたいていって欲しいと思います。そして、「誰もが夢や希望、志などを持てる社会・啓育文化の創造に貢献することを志す」、それが私の信念であり、自己宣言です。
※The Coordinator 第266 号(グループダイナミックス研究所発行)より、個人を特定できる情報を除いた上で掲載しています。
参加者の声N様
徹底したディスカッションで育んだ、信念や使命感を行動で示していきたい。
徹底したディスカッションを経て、自分自身が変化
新鮮なカルチャーショックを受けました。徹底的なディスカッション、それも一つひとつのテーマについて、解決を求めずに話し合うという体験は今までありませんでしたから。社員研修・教育担当として、AIAには以前から興味を持っていましたが、2泊3日、じっくりとディスカッションをしてみて、自分が「変わってくる瞬間」が見えた気がしました。
普通の研修だとグループ討議の時間はごく限られており、深い話し合いはほとんどできません。その点、AIAは時間をかけてとことん話し合うので、「自分は、本当はこういう考えを持っていたんだな」とか、「そういう考え方もあるのか、そう思う人もいるのか」など、自他の捉え方が徐々に変わっていきました。こうした変化を見つけられたことが大きな収穫でした。
仕事上の話し合いでは問題解決を求められますから、最善の答えを導き出そうと意識するあまり、視野が狭くなって発想が制約されてしまうこともあります。一方、AIAでは自由に意見や考えを伝えることができ、かつ、どのような意見でも受け入れやすくなるので、結果的に名案が生まれやすいですね。何度もディスカッションを重ねるうちに、話すときも聴くときも、主体的に関わる姿勢が自然と身についていきました。
自分事として問題に取り組み、使命感をもって生きたい
AIAに参加してから、職場の同僚や後輩など、他人のことも自分事と思って、気配り、目配りをして関わっています。問題が生じたとき、直接自分に関わりがない場合であっても、何か自分にできることはないかを探し、率先して解決に向けて協力するようになりました。最終的に組織全体の利益になれば自分のためにもなるわけですから、人のせいにしない、人任せにしない、前向きな姿勢を心掛けています。
また、「使命感を持って生きたい」と強く願うようになりました。使命感とは、自分自身がそうするべきだと思うこと。人から言われるものではなく、自分で決めるもの。何でも手を抜けば手を抜いただけの結果にしかならないでしょうし、苦労を厭えば途中で挫折します。少しでも良い仕事、良いものを作り上げるには、決して安易な道を選んではならないと自分に言いきかせています。
今後の抱負は、自分自身がさらに大きくなっていくことです。心の広さ、行動力、考え方、知識、経験等々の可能性を広げ、自分の存在が人々に希望を与え、必要とされるような人間になれるよう、思いを行動で示していきたいです。
※The Coordinator 第258号(グループダイナミックス研究所発行)のインタビュー記事に一部編集を加え、個人を特定できる情報を除いた上で掲載しています。
参加者の声S様
企業での経験を生かし地域活性化に貢献
-地域にAIAやSTEPを普及する拠点事務所を開設-
企業人のモチベーション向上や子育て支援を「第2の人生」の柱に
35年以上勤務した会社を退職しました。最後に配属されたのは人財育成部門で、10年近くAIAをはじめとする様々な研修を担当しました。また、会社の所属団体にも協力を呼びかけ、他社からの参加者を含めてAIAを実施することもできました。参加者からは、「自分の人生や他人に対しての価値観が変わりました。AIAには人が生きていくうえで必要不可欠なことが網羅されていると思います。有意義な時間でした」といった感想をいただきます。これは心の奥にまでメッセージが届くAIAならではのことです。
こうしたAIAとの関わりが、退職後の生き方を決めるのに大きく影響しました。これからの時代、人々が「生きる力」を身につけるのに心構えの改革が必要不可欠である、という信念から、AIA等の普及をとおして、企業・団体や、地域の将来を担う人々の能力開発や地域の活性化に貢献していきたいと決意し、拠点となる事務所を開設しました。
また、企業・団体だけでなく、地域社会を活動領域に加えましたので、子育てに悩む親御さんに何らかの手助けができないかと、グループダイナミックス研究所のSTEP(伸びる子どもに育てる親の勇気づけセミナー)も普及したいと考えて、STEPの公開コースに参加させていただきました。
AIA、STEP、TOSを多くの方々に届けて、地域の活性化に貢献したい
一方、組織の中で研修を企画・実施することと、個人で事務所を構えて営業することの隔たりの大きさに思いをいたすことも多くありました。様々な団体や企業に研修の内容やメリットを話しても、どうも相手に伝わっていないと感じることがしばしばありました。そうした折に、同研究所主催のTOS・セールスマンシップ開発コースに参加し、相手の状況を把握できないまま営業していたことに気づかされ、以降、セールス活動のやり方を改めるきっかけになりました。
いくら相手のためと思っても、筋が通った内容であっても、相手が受け入れる姿勢になっていない限り話を聴いてもらえないし、納得もしてもらえません。そこで、重点を、話すことから聴くことに切り替えてみました。相手の立場と視点から理解することを真剣に実践してみたところ、商談中に話す内容が従来とはずいぶん変わってきました。
こうした自身の体験を積み重ねる中で、AIAやSTEP、そしてTOSをより多くの方々に知っていただき、家族、友人、職場の仲間との人間関係に生かしていただきたい、そんな思いを一層強くしています。
これからは、一人ひとりが自分の持てる力を発揮して、周囲の人々、地域や社会に役立てる時代であってほしい。私はそのための「橋渡し役」を務めながら、今後さらに人脈を広げ、明るく・楽しく・元気よく、地域活性化に貢献していきたいと考えております。
※The Coordinator 第252号(グループダイナミックス研究所発行)の記事に一部編集を加え、個人を特定できる情報を除いた上で掲載しています。
「研修参加者の声」更新いたしました。
「研修参加者の声」を更新いたしました。
AIA研修にご参加いただきました、皆様の感想などご紹介しています。
研修にご参加されてその後の人生が変化したこと、仕事に対する心構えについて、自分自身への新しい発見について、様々な率直なご意見を頂戴しております。是非ご覧ください。
志学のすすめ 志とは何か ➀ ② ③ 3部作

柳平 彬(編)
発心社
販売価格(税込): 5,500 円 (3冊セット価格)
ドイツの社会学者、テンニエス(1855~1936)は、地縁・血縁に基づく精神的な絆による中世の“本質意志”の伝統的共同体である“ゲマインシャフト”(共同社会)の結合体制が解体されていく中で、それに代って、“選択意志”による“交換”に基づく近代の“ゲゼルシャフト”(利益体制)の結合体制が登場してくる西欧の歴史の歩みを明らかにして、両体制を統合して、全体性を回復する新しい体制が、人類社会の将来の課題となるだろうとした。
しかし、その解答は、明らかにならないまま、第二次大戦をへて、世界は米ソ二超大国の対決へと突入し、この問題は、依然人類の宿題として残されてしまったのである。
それまで、西洋の歴史の視点からのみ考えられてきた問題を、冷戦構造の崩壊した今こそ、東洋思想の立場から再考してみるべき時がやってきたのではないだろうか。
そこに、“志学”構築の道があると考える。ここで言う志学とは21世紀の新しい人類社会の地平を拓く“志”とは何かをさぐる学問のことである。この三部作は、そのためのガイド・ラインを試みたものである。
AIA・心のアドベンチャー【コーディネーター候補養成】(2025年2月6日〜7日)
AIAコーディネーターとは、コースを円滑に進めるための調整・進行役のことです。自分の意見を述べたり、参加者を教え導くことはせず、一般にいう講師やトレーナー等の役割とは異なります。AIAの学びを深めたい方、AIAを組織や地域社会に広めたいと思われる方は、ぜひどうぞ!
日 程:2月6日(木)~7日(金)1泊2日
※1日目9:00~22:00 2日目8:00~17:00
対 象 : AIA修了者
参加費:100,100円(税込)
※コーディネーター用資料集 / 実践簡易マニュアル / 1日目昼から2日目の食事と宿泊費を含む
定 員:8名
会 場:川崎生涯研修センター
AIA・心のアドベンチャー 【オンライン説明会】(2025年2月4日)
人財育成担当者向けAIAプログラムのオンライン説明会を実施します。
持続的に企業価値を創造するための人的資本投資は、社員の意識改革から取り組む必要があります。内的意欲を喚起することで、社員一人ひとりが持つ潜在力を引き出すことができるのです。ビジネス環境の著しい変化に対応し組織に革新を起こす原動力は、組織全体の熱意にかかっています。AIA(Adventures In Attitudes)は、社員の創造思考による内発的なやる気を喚起します。目的や目標・志を明確にすることから、新しい目標に挑戦するための積極的な心構えを身につけるこのプログラムは、企業が抱える多くの課題の解決に貢献します。
日 程:2月4日(火)14:00~15:00
対 象: AIA・心のアドベンチャーにご関心のある方ならどなたでも
参加費:無料
定 員:10名
会 場:川崎生涯研修センター
参加者の声S様
自己の信念、志を固め、作り上げていく。
-グループでの相互啓発で自信が湧き、心が鍛えられる-
人生の岐路で一時喪失した自信とやる氣を取り戻そうと、参加を決意
ある劇団でミュージカルの仕事を10 年近くしていました。いろいろな人たちから、すごいねと言われるのですが、本当は劇団がすごいのであって、自分自身がすごいわけではないんじゃないか、大きな看板に乗っかって活動しているだけではないのか、という思いが3 年位前から強くなってきました。自分の中で、自分なりのキャリアを積んで満足感も得てきたので、そろそろ自分ひとりの力でやってみようと思い始めたのです。
そこで、自分のプロフィールを持って他の事務所に売り込みに行ったのですが、ばっさり斬られてしまいました。ショックでしたね。自分が積み上げてきたものが崩壊して、心がちょっと折れてしまったのです。やる氣が起きなくなり、自信もどんどん下降して、精神的にも不安定になってしまいました。
以前から志楽の湯のファンで週3 回くらい通っていたのですが、もともと立ち直りが早い方なので、とりあえず温泉につかって癒されるうちに回復するだろうと思っていたのですが、今回だけは違いました。いろいろやらなければならない事があるにもかかわらず、いつまで経ってもやる氣が起きないのです。そんな時に、AIA のパンフレットを見て興味を持ったので、担当の方に少し概要を説明していただきました。
その後もどうしてもやる氣が回復しないので、意を決し、何かのきっかけになればいいかなという軽い気持ちで、AIA公開コース開催の1、2 日前に参加を申し込んだのです。
自ら回復する力、げん氣になる力を自分自身で作り上げていく
人には、誰にも“心”があります。その“心”の下に、ちょうどおへその下あたり、“気”が集まるところとされている丹田といわれるあたりに“心”とは別のもの、魂とか信念とか志といったようなものがあると思うのです。心はうつろいやすいところがありますが、魂、信念、志はもっと深く本質的なものなので、腹の底で据わって動じるところがありません。この魂、信念、志を自分自身の力で磨いて固めていくのがAIA のプログラムではないかと思ったのが、率直な感想です。
本を読んだり、映画を観たり、舞台を観て、感動したり、げん氣をもらったりすることももちろん大事だと思いますが、そういう外部からの刺激によるものには賞味期限があります。例えば、舞台を観に行ってげん氣になって、さあ明日から仕事を頑張ろうと思っても、2、3 日経つと元の日常に戻ってしまいます。やはり、自分自身で、自ら回復する力、げん氣になる力というのを作っていく、さらにたくましくしなやかな志のようなものを作り上げていくのが重要だと思います。
グループでの相互啓発により、潜在的なポテンシャルに気づき、自信が湧く
コースを体験して、自分も含めて参加した皆さんが目に見えて変わっていったのが心に残りました。最初、ドアを開けて会場に入ったときは、皆さん下を向いて背中が曲がっていて、げん氣がないように見受けられました。
私も最初は、グループ討議であまり発言しない方でした。しかし、自分でも気づかないうちにいつの間にか討議の輪の中に入っていました。皆の意見をまとめて発表する役回りが順番で回ってくるので、頭をフル回転させて参加しなければなりません。自然と集中力が高まってくるので、朝から晩まで続けても眠気なんか全然起きませんでした。それが不思議でしたが、そういう人は他にもいました。
皆でディスカッションして発表していくうちに、“聞く”能力がとても高い人の存在が明らかになってきたことがあります。最初、本人はそのことに気がついていないのですが、周りからそのことを指摘されると次第に自覚し、心が開いてきたようでした。背筋が伸び、目つきも違ってきて、本当に表情が変わってきたのです。
また、ディスカッションやグループ発表を通じて自分をどうやって相手に伝えるかを研究しながら何度も繰り返していくので、プレゼンも皆さんどんどん上手になります。プレゼンすることがすなわち自分で考えることなのだと思います。そして、信念や志の部分を皆で作っていく。いっしょに食事して、お風呂に入っていくうちに、仲間意識が芽生え、結束力が強まっていきます。
そうして、皆さん、2 泊3 日のうちに目を見張るほど変わっていったのです。グループでの相互啓発により、自分の中の潜在的なポテンシャルを発見して、それを自らの手で引き出していく。それに応じてハートもどんどんオープンになっていったのだと思います。最初はしょんぼりしていた人が、コース終了後は胸を張って帰って行かれたのが、とても印象的でした。
ただ、人間の本質というものはすぐに変えられるものではありません。AIA に参加したからといって、急に別人みたいに変わったというのはないと思います。でも、漢方薬みたいにだんだんと効いてくるのではないでしょうか。そしてその効き目が長続きするように思います。自分の中で信念を持って土台固めをしておけば、自分の中の軸がぶれそうになっても、ちゃんとまっすぐに戻せるのではないかと、今は思っています。
自分の場合は目下、ゼロからのスタートなので、正直AIA に参加した後でも、実際何度かは将来への不安から心が崩れそうになったこともありました。そんなときにはAIA で学んだことを思い出して、軸を戻すように務め、自分の心の奥にある部分を固めるような考え方で行動しています。おかげで、忍耐力がつき、日常生活でも落着いて心に安らぎやゆとりみたいなものを持てるようになりました。
夢や希望、志を持てる社会・啓育文化の創造に貢献していきたい
ミュージカルの劇団員というと、皆小さい頃からバレエとか声楽などを習っているイメージが強いと思いますが、私の場合は24歳になってからバレエや声楽、演技などを始めました。「これから劇団に入る」と自己宣言したところ、周りの人々から失笑を買い、誰も本気にしませんでした。“大人になってから始めても絶対無理”だと。
それでも諦めずに何とかこつこつと努力を続け、5 年かけて合格することができました。入団後もこつこつとやってきて10 年近く第一線に残ることができたので、こうした経験をこれから社会に出るダイヤモンドの原石と言うのにふさわしい若い人たちに伝えていきたいのです。夢を持つことの大切さ、年齢など一切関係ない、信念、志があれば何でもできるのだと。そのことを一人でも多く伝えるために、現在、私のこれまでの体験談を1 冊の本にまとめ、出版することを目指しています。
夢を仕事に!始めるのに遅いことなんて一つもないのです。それぞれの持てる能力を認めてあげて、彼らの信念や志のスイッチをオンにしてあげることで、それぞれの夢の実現に向けてはばたいていって欲しいと思います。そして、「誰もが夢や希望、志などを持てる社会・啓育文化の創造に貢献することを志す」、それが私の信念であり、自己宣言です。
※The Coordinator 第266 号(グループダイナミックス研究所発行)より、個人を特定できる情報を除いた上で掲載しています。
参加者の声N様
徹底したディスカッションで育んだ、信念や使命感を行動で示していきたい。
徹底したディスカッションを経て、自分自身が変化
新鮮なカルチャーショックを受けました。徹底的なディスカッション、それも一つひとつのテーマについて、解決を求めずに話し合うという体験は今までありませんでしたから。社員研修・教育担当として、AIAには以前から興味を持っていましたが、2泊3日、じっくりとディスカッションをしてみて、自分が「変わってくる瞬間」が見えた気がしました。
普通の研修だとグループ討議の時間はごく限られており、深い話し合いはほとんどできません。その点、AIAは時間をかけてとことん話し合うので、「自分は、本当はこういう考えを持っていたんだな」とか、「そういう考え方もあるのか、そう思う人もいるのか」など、自他の捉え方が徐々に変わっていきました。こうした変化を見つけられたことが大きな収穫でした。
仕事上の話し合いでは問題解決を求められますから、最善の答えを導き出そうと意識するあまり、視野が狭くなって発想が制約されてしまうこともあります。一方、AIAでは自由に意見や考えを伝えることができ、かつ、どのような意見でも受け入れやすくなるので、結果的に名案が生まれやすいですね。何度もディスカッションを重ねるうちに、話すときも聴くときも、主体的に関わる姿勢が自然と身についていきました。
自分事として問題に取り組み、使命感をもって生きたい
AIAに参加してから、職場の同僚や後輩など、他人のことも自分事と思って、気配り、目配りをして関わっています。問題が生じたとき、直接自分に関わりがない場合であっても、何か自分にできることはないかを探し、率先して解決に向けて協力するようになりました。最終的に組織全体の利益になれば自分のためにもなるわけですから、人のせいにしない、人任せにしない、前向きな姿勢を心掛けています。
また、「使命感を持って生きたい」と強く願うようになりました。使命感とは、自分自身がそうするべきだと思うこと。人から言われるものではなく、自分で決めるもの。何でも手を抜けば手を抜いただけの結果にしかならないでしょうし、苦労を厭えば途中で挫折します。少しでも良い仕事、良いものを作り上げるには、決して安易な道を選んではならないと自分に言いきかせています。
今後の抱負は、自分自身がさらに大きくなっていくことです。心の広さ、行動力、考え方、知識、経験等々の可能性を広げ、自分の存在が人々に希望を与え、必要とされるような人間になれるよう、思いを行動で示していきたいです。
※The Coordinator 第258号(グループダイナミックス研究所発行)のインタビュー記事に一部編集を加え、個人を特定できる情報を除いた上で掲載しています。
参加者の声S様
企業での経験を生かし地域活性化に貢献
-地域にAIAやSTEPを普及する拠点事務所を開設-
企業人のモチベーション向上や子育て支援を「第2の人生」の柱に
35年以上勤務した会社を退職しました。最後に配属されたのは人財育成部門で、10年近くAIAをはじめとする様々な研修を担当しました。また、会社の所属団体にも協力を呼びかけ、他社からの参加者を含めてAIAを実施することもできました。参加者からは、「自分の人生や他人に対しての価値観が変わりました。AIAには人が生きていくうえで必要不可欠なことが網羅されていると思います。有意義な時間でした」といった感想をいただきます。これは心の奥にまでメッセージが届くAIAならではのことです。
こうしたAIAとの関わりが、退職後の生き方を決めるのに大きく影響しました。これからの時代、人々が「生きる力」を身につけるのに心構えの改革が必要不可欠である、という信念から、AIA等の普及をとおして、企業・団体や、地域の将来を担う人々の能力開発や地域の活性化に貢献していきたいと決意し、拠点となる事務所を開設しました。
また、企業・団体だけでなく、地域社会を活動領域に加えましたので、子育てに悩む親御さんに何らかの手助けができないかと、グループダイナミックス研究所のSTEP(伸びる子どもに育てる親の勇気づけセミナー)も普及したいと考えて、STEPの公開コースに参加させていただきました。
AIA、STEP、TOSを多くの方々に届けて、地域の活性化に貢献したい
一方、組織の中で研修を企画・実施することと、個人で事務所を構えて営業することの隔たりの大きさに思いをいたすことも多くありました。様々な団体や企業に研修の内容やメリットを話しても、どうも相手に伝わっていないと感じることがしばしばありました。そうした折に、同研究所主催のTOS・セールスマンシップ開発コースに参加し、相手の状況を把握できないまま営業していたことに気づかされ、以降、セールス活動のやり方を改めるきっかけになりました。
いくら相手のためと思っても、筋が通った内容であっても、相手が受け入れる姿勢になっていない限り話を聴いてもらえないし、納得もしてもらえません。そこで、重点を、話すことから聴くことに切り替えてみました。相手の立場と視点から理解することを真剣に実践してみたところ、商談中に話す内容が従来とはずいぶん変わってきました。
こうした自身の体験を積み重ねる中で、AIAやSTEP、そしてTOSをより多くの方々に知っていただき、家族、友人、職場の仲間との人間関係に生かしていただきたい、そんな思いを一層強くしています。
これからは、一人ひとりが自分の持てる力を発揮して、周囲の人々、地域や社会に役立てる時代であってほしい。私はそのための「橋渡し役」を務めながら、今後さらに人脈を広げ、明るく・楽しく・元気よく、地域活性化に貢献していきたいと考えております。
※The Coordinator 第252号(グループダイナミックス研究所発行)の記事に一部編集を加え、個人を特定できる情報を除いた上で掲載しています。
「研修参加者の声」更新いたしました。
「研修参加者の声」を更新いたしました。
AIA研修にご参加いただきました、皆様の感想などご紹介しています。
研修にご参加されてその後の人生が変化したこと、仕事に対する心構えについて、自分自身への新しい発見について、様々な率直なご意見を頂戴しております。是非ご覧ください。
志学のすすめ 志とは何か ➀ ② ③ 3部作

柳平 彬(編)
発心社
販売価格(税込): 5,500 円 (3冊セット価格)
ドイツの社会学者、テンニエス(1855~1936)は、地縁・血縁に基づく精神的な絆による中世の“本質意志”の伝統的共同体である“ゲマインシャフト”(共同社会)の結合体制が解体されていく中で、それに代って、“選択意志”による“交換”に基づく近代の“ゲゼルシャフト”(利益体制)の結合体制が登場してくる西欧の歴史の歩みを明らかにして、両体制を統合して、全体性を回復する新しい体制が、人類社会の将来の課題となるだろうとした。
しかし、その解答は、明らかにならないまま、第二次大戦をへて、世界は米ソ二超大国の対決へと突入し、この問題は、依然人類の宿題として残されてしまったのである。
それまで、西洋の歴史の視点からのみ考えられてきた問題を、冷戦構造の崩壊した今こそ、東洋思想の立場から再考してみるべき時がやってきたのではないだろうか。
そこに、“志学”構築の道があると考える。ここで言う志学とは21世紀の新しい人類社会の地平を拓く“志”とは何かをさぐる学問のことである。この三部作は、そのためのガイド・ラインを試みたものである。
AIA・心のアドベンチャー【コーディネーター候補養成】(2025年2月6日〜7日)
AIAコーディネーターとは、コースを円滑に進めるための調整・進行役のことです。自分の意見を述べたり、参加者を教え導くことはせず、一般にいう講師やトレーナー等の役割とは異なります。AIAの学びを深めたい方、AIAを組織や地域社会に広めたいと思われる方は、ぜひどうぞ!
日 程:2月6日(木)~7日(金)1泊2日
※1日目9:00~22:00 2日目8:00~17:00
対 象 : AIA修了者
参加費:100,100円(税込)
※コーディネーター用資料集 / 実践簡易マニュアル / 1日目昼から2日目の食事と宿泊費を含む
定 員:8名
会 場:川崎生涯研修センター
AIA・心のアドベンチャー 【オンライン説明会】(2025年2月4日)
人財育成担当者向けAIAプログラムのオンライン説明会を実施します。
持続的に企業価値を創造するための人的資本投資は、社員の意識改革から取り組む必要があります。内的意欲を喚起することで、社員一人ひとりが持つ潜在力を引き出すことができるのです。ビジネス環境の著しい変化に対応し組織に革新を起こす原動力は、組織全体の熱意にかかっています。AIA(Adventures In Attitudes)は、社員の創造思考による内発的なやる気を喚起します。目的や目標・志を明確にすることから、新しい目標に挑戦するための積極的な心構えを身につけるこのプログラムは、企業が抱える多くの課題の解決に貢献します。
日 程:2月4日(火)14:00~15:00
対 象: AIA・心のアドベンチャーにご関心のある方ならどなたでも
参加費:無料
定 員:10名
会 場:川崎生涯研修センター
参加者の声S様
自己の信念、志を固め、作り上げていく。
-グループでの相互啓発で自信が湧き、心が鍛えられる-
人生の岐路で一時喪失した自信とやる氣を取り戻そうと、参加を決意
ある劇団でミュージカルの仕事を10 年近くしていました。いろいろな人たちから、すごいねと言われるのですが、本当は劇団がすごいのであって、自分自身がすごいわけではないんじゃないか、大きな看板に乗っかって活動しているだけではないのか、という思いが3 年位前から強くなってきました。自分の中で、自分なりのキャリアを積んで満足感も得てきたので、そろそろ自分ひとりの力でやってみようと思い始めたのです。
そこで、自分のプロフィールを持って他の事務所に売り込みに行ったのですが、ばっさり斬られてしまいました。ショックでしたね。自分が積み上げてきたものが崩壊して、心がちょっと折れてしまったのです。やる氣が起きなくなり、自信もどんどん下降して、精神的にも不安定になってしまいました。
以前から志楽の湯のファンで週3 回くらい通っていたのですが、もともと立ち直りが早い方なので、とりあえず温泉につかって癒されるうちに回復するだろうと思っていたのですが、今回だけは違いました。いろいろやらなければならない事があるにもかかわらず、いつまで経ってもやる氣が起きないのです。そんな時に、AIA のパンフレットを見て興味を持ったので、担当の方に少し概要を説明していただきました。
その後もどうしてもやる氣が回復しないので、意を決し、何かのきっかけになればいいかなという軽い気持ちで、AIA公開コース開催の1、2 日前に参加を申し込んだのです。
自ら回復する力、げん氣になる力を自分自身で作り上げていく
人には、誰にも“心”があります。その“心”の下に、ちょうどおへその下あたり、“気”が集まるところとされている丹田といわれるあたりに“心”とは別のもの、魂とか信念とか志といったようなものがあると思うのです。心はうつろいやすいところがありますが、魂、信念、志はもっと深く本質的なものなので、腹の底で据わって動じるところがありません。この魂、信念、志を自分自身の力で磨いて固めていくのがAIA のプログラムではないかと思ったのが、率直な感想です。
本を読んだり、映画を観たり、舞台を観て、感動したり、げん氣をもらったりすることももちろん大事だと思いますが、そういう外部からの刺激によるものには賞味期限があります。例えば、舞台を観に行ってげん氣になって、さあ明日から仕事を頑張ろうと思っても、2、3 日経つと元の日常に戻ってしまいます。やはり、自分自身で、自ら回復する力、げん氣になる力というのを作っていく、さらにたくましくしなやかな志のようなものを作り上げていくのが重要だと思います。
グループでの相互啓発により、潜在的なポテンシャルに気づき、自信が湧く
コースを体験して、自分も含めて参加した皆さんが目に見えて変わっていったのが心に残りました。最初、ドアを開けて会場に入ったときは、皆さん下を向いて背中が曲がっていて、げん氣がないように見受けられました。
私も最初は、グループ討議であまり発言しない方でした。しかし、自分でも気づかないうちにいつの間にか討議の輪の中に入っていました。皆の意見をまとめて発表する役回りが順番で回ってくるので、頭をフル回転させて参加しなければなりません。自然と集中力が高まってくるので、朝から晩まで続けても眠気なんか全然起きませんでした。それが不思議でしたが、そういう人は他にもいました。
皆でディスカッションして発表していくうちに、“聞く”能力がとても高い人の存在が明らかになってきたことがあります。最初、本人はそのことに気がついていないのですが、周りからそのことを指摘されると次第に自覚し、心が開いてきたようでした。背筋が伸び、目つきも違ってきて、本当に表情が変わってきたのです。
また、ディスカッションやグループ発表を通じて自分をどうやって相手に伝えるかを研究しながら何度も繰り返していくので、プレゼンも皆さんどんどん上手になります。プレゼンすることがすなわち自分で考えることなのだと思います。そして、信念や志の部分を皆で作っていく。いっしょに食事して、お風呂に入っていくうちに、仲間意識が芽生え、結束力が強まっていきます。
そうして、皆さん、2 泊3 日のうちに目を見張るほど変わっていったのです。グループでの相互啓発により、自分の中の潜在的なポテンシャルを発見して、それを自らの手で引き出していく。それに応じてハートもどんどんオープンになっていったのだと思います。最初はしょんぼりしていた人が、コース終了後は胸を張って帰って行かれたのが、とても印象的でした。
ただ、人間の本質というものはすぐに変えられるものではありません。AIA に参加したからといって、急に別人みたいに変わったというのはないと思います。でも、漢方薬みたいにだんだんと効いてくるのではないでしょうか。そしてその効き目が長続きするように思います。自分の中で信念を持って土台固めをしておけば、自分の中の軸がぶれそうになっても、ちゃんとまっすぐに戻せるのではないかと、今は思っています。
自分の場合は目下、ゼロからのスタートなので、正直AIA に参加した後でも、実際何度かは将来への不安から心が崩れそうになったこともありました。そんなときにはAIA で学んだことを思い出して、軸を戻すように務め、自分の心の奥にある部分を固めるような考え方で行動しています。おかげで、忍耐力がつき、日常生活でも落着いて心に安らぎやゆとりみたいなものを持てるようになりました。
夢や希望、志を持てる社会・啓育文化の創造に貢献していきたい
ミュージカルの劇団員というと、皆小さい頃からバレエとか声楽などを習っているイメージが強いと思いますが、私の場合は24歳になってからバレエや声楽、演技などを始めました。「これから劇団に入る」と自己宣言したところ、周りの人々から失笑を買い、誰も本気にしませんでした。“大人になってから始めても絶対無理”だと。
それでも諦めずに何とかこつこつと努力を続け、5 年かけて合格することができました。入団後もこつこつとやってきて10 年近く第一線に残ることができたので、こうした経験をこれから社会に出るダイヤモンドの原石と言うのにふさわしい若い人たちに伝えていきたいのです。夢を持つことの大切さ、年齢など一切関係ない、信念、志があれば何でもできるのだと。そのことを一人でも多く伝えるために、現在、私のこれまでの体験談を1 冊の本にまとめ、出版することを目指しています。
夢を仕事に!始めるのに遅いことなんて一つもないのです。それぞれの持てる能力を認めてあげて、彼らの信念や志のスイッチをオンにしてあげることで、それぞれの夢の実現に向けてはばたいていって欲しいと思います。そして、「誰もが夢や希望、志などを持てる社会・啓育文化の創造に貢献することを志す」、それが私の信念であり、自己宣言です。
※The Coordinator 第266 号(グループダイナミックス研究所発行)より、個人を特定できる情報を除いた上で掲載しています。
参加者の声N様
徹底したディスカッションで育んだ、信念や使命感を行動で示していきたい。
徹底したディスカッションを経て、自分自身が変化
新鮮なカルチャーショックを受けました。徹底的なディスカッション、それも一つひとつのテーマについて、解決を求めずに話し合うという体験は今までありませんでしたから。社員研修・教育担当として、AIAには以前から興味を持っていましたが、2泊3日、じっくりとディスカッションをしてみて、自分が「変わってくる瞬間」が見えた気がしました。
普通の研修だとグループ討議の時間はごく限られており、深い話し合いはほとんどできません。その点、AIAは時間をかけてとことん話し合うので、「自分は、本当はこういう考えを持っていたんだな」とか、「そういう考え方もあるのか、そう思う人もいるのか」など、自他の捉え方が徐々に変わっていきました。こうした変化を見つけられたことが大きな収穫でした。
仕事上の話し合いでは問題解決を求められますから、最善の答えを導き出そうと意識するあまり、視野が狭くなって発想が制約されてしまうこともあります。一方、AIAでは自由に意見や考えを伝えることができ、かつ、どのような意見でも受け入れやすくなるので、結果的に名案が生まれやすいですね。何度もディスカッションを重ねるうちに、話すときも聴くときも、主体的に関わる姿勢が自然と身についていきました。
自分事として問題に取り組み、使命感をもって生きたい
AIAに参加してから、職場の同僚や後輩など、他人のことも自分事と思って、気配り、目配りをして関わっています。問題が生じたとき、直接自分に関わりがない場合であっても、何か自分にできることはないかを探し、率先して解決に向けて協力するようになりました。最終的に組織全体の利益になれば自分のためにもなるわけですから、人のせいにしない、人任せにしない、前向きな姿勢を心掛けています。
また、「使命感を持って生きたい」と強く願うようになりました。使命感とは、自分自身がそうするべきだと思うこと。人から言われるものではなく、自分で決めるもの。何でも手を抜けば手を抜いただけの結果にしかならないでしょうし、苦労を厭えば途中で挫折します。少しでも良い仕事、良いものを作り上げるには、決して安易な道を選んではならないと自分に言いきかせています。
今後の抱負は、自分自身がさらに大きくなっていくことです。心の広さ、行動力、考え方、知識、経験等々の可能性を広げ、自分の存在が人々に希望を与え、必要とされるような人間になれるよう、思いを行動で示していきたいです。
※The Coordinator 第258号(グループダイナミックス研究所発行)のインタビュー記事に一部編集を加え、個人を特定できる情報を除いた上で掲載しています。
参加者の声S様
企業での経験を生かし地域活性化に貢献
-地域にAIAやSTEPを普及する拠点事務所を開設-
企業人のモチベーション向上や子育て支援を「第2の人生」の柱に
35年以上勤務した会社を退職しました。最後に配属されたのは人財育成部門で、10年近くAIAをはじめとする様々な研修を担当しました。また、会社の所属団体にも協力を呼びかけ、他社からの参加者を含めてAIAを実施することもできました。参加者からは、「自分の人生や他人に対しての価値観が変わりました。AIAには人が生きていくうえで必要不可欠なことが網羅されていると思います。有意義な時間でした」といった感想をいただきます。これは心の奥にまでメッセージが届くAIAならではのことです。
こうしたAIAとの関わりが、退職後の生き方を決めるのに大きく影響しました。これからの時代、人々が「生きる力」を身につけるのに心構えの改革が必要不可欠である、という信念から、AIA等の普及をとおして、企業・団体や、地域の将来を担う人々の能力開発や地域の活性化に貢献していきたいと決意し、拠点となる事務所を開設しました。
また、企業・団体だけでなく、地域社会を活動領域に加えましたので、子育てに悩む親御さんに何らかの手助けができないかと、グループダイナミックス研究所のSTEP(伸びる子どもに育てる親の勇気づけセミナー)も普及したいと考えて、STEPの公開コースに参加させていただきました。
AIA、STEP、TOSを多くの方々に届けて、地域の活性化に貢献したい
一方、組織の中で研修を企画・実施することと、個人で事務所を構えて営業することの隔たりの大きさに思いをいたすことも多くありました。様々な団体や企業に研修の内容やメリットを話しても、どうも相手に伝わっていないと感じることがしばしばありました。そうした折に、同研究所主催のTOS・セールスマンシップ開発コースに参加し、相手の状況を把握できないまま営業していたことに気づかされ、以降、セールス活動のやり方を改めるきっかけになりました。
いくら相手のためと思っても、筋が通った内容であっても、相手が受け入れる姿勢になっていない限り話を聴いてもらえないし、納得もしてもらえません。そこで、重点を、話すことから聴くことに切り替えてみました。相手の立場と視点から理解することを真剣に実践してみたところ、商談中に話す内容が従来とはずいぶん変わってきました。
こうした自身の体験を積み重ねる中で、AIAやSTEP、そしてTOSをより多くの方々に知っていただき、家族、友人、職場の仲間との人間関係に生かしていただきたい、そんな思いを一層強くしています。
これからは、一人ひとりが自分の持てる力を発揮して、周囲の人々、地域や社会に役立てる時代であってほしい。私はそのための「橋渡し役」を務めながら、今後さらに人脈を広げ、明るく・楽しく・元気よく、地域活性化に貢献していきたいと考えております。
※The Coordinator 第252号(グループダイナミックス研究所発行)の記事に一部編集を加え、個人を特定できる情報を除いた上で掲載しています。