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リーダーシップには、かならず倫理が問われる。経済と倫理を別個のものと誤って見なすエコノミストたちが、かりそめのリーダーシップを発揮し、経済至上主義によってヘゲモニーをとるならば、社会基盤を掘り崩し、“志”を創出させ、そのことによって、逆に経済そのものを破滅へと導いていくだろう。社会の有機的つながり、自然との結びつき、この全体性のもとに経済は成り立つのである。そこに倫理が問われる理由があるのである。今、志を問うゆえんがここにある。
◇目次
1.今、なぜ志か
(1)東西の思想からみた民主主義社会の問題点
(2)儒教になぜ注目するのか
(3)日本の再検討
2.志とは何か
(1)天とヘヴン、仁(愛)とラブ−東と西を結ぶもの−
(2)志と恥を知る心
(3)志と啓発心
(4)個と全体の統合と調和“汎神論”』−その現代的意義
コラム
11章 信頼
12章 愛